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体外受精・胚移植法(IVF-ET)

『体外受精の前に必要な準備』

ご夫婦の感染症検査(採血)
・B型肝炎検査
・C型肝炎検査
・梅毒検査
・HIV検査
抗ミュラー比管ホルモン(AMH)の測定(採血)

体外受精(IVF)とはどんな方法ですか?

妊娠の成立の仕方については説明しました。
もう一度まとめてみますと。

1)卵巣からの卵の排出(排卵)
     ↓
2)卵管内にピックアップ
     ↓
3)卵管内で卵が精子と出会い
3)受精(胚)
     ↓
4)胚が発育しながら子宮へ移送
4)子宮腔内へ到達
     ↓
5)子宮内膜の中へ入りこむ(着床)

この過程の中で 2)~4)が何らかの原因でうまくいかないと受精が起こりません。
そこでこの過程を体の外(in vitro)で行い、受精した胚を子宮に入れてあげる(ET)のが体外受精-胚移植の原理です。
ですから従来のIVFはまず卵管が閉塞し、卵と精子が出会えない患者様に実施されました。


IVFはどんな不妊症の方に適していますか?

・両側卵管閉鎖
・卵管周囲の強い癒着(骨盤内癒着)
・子宮内膜症
・不妊期間が長く、他の治療で妊娠しない
・高齢不妊女性
・原因不明不妊で他の治療で妊娠しない
・軽度の精子異常により、人工授精で妊娠しない
・妻側に抗精子抗体が存在する

このようにIVFは最近ではかなり応用の範囲が広まっています。

IVFの具体的手順

では実際にIVF-ETの方法を具体的に述べましょう。
これには次のような過程で行われます。

卵巣刺激法

IVFの成功の鍵の一つはホルモン剤を使用し、複数の卵を発育させ、これを採る(採卵)ことです。そのために様々な卵巣刺激法があります。

1)GnRHアンタゴニスト法

採卵する周期の月経3日目から卵の発育を促がすhMGという注射をスタートし、連日注射を続けます。
卵胞がある程度発育したら(卵胞径14mm)、排卵させる作用のある黄体化ホルモン(LH)が勝手に脳下垂体から分泌されないようGnRHアンタゴニストを注射しながらhMGの注射を継続します。
そして卵胞径が18~20mmの大きさになるまで続けます。
この方法は比較的最近の方法ですが、刺激法の中でスタンダードな方法の一つになっています。


2)GnRHアゴニスト法(long法)
この方法はGnRHアゴニストという薬(点鼻薬)を使用し、GnRHアンタゴニスト法と同じく下垂体から分泌されるLHを抑制する方法です。
採卵を予定した周期の予想される月経開始1週間前からGnRHアゴニストを点鼻で投与し、LHの分泌を抑えこみながら次の月経開始の3日目からhMGを連日注射し卵胞の大きさが18~20mmに達するまでつづけます。

3)GnRHアゴニスト法(short法)
先に述べたGnRHアゴニストを月経開始2〜3日目からスタートするところがlong法と異なるところです。
その後の採卵までの過程はlong法と同じです。
年齢の高い人や卵巣機能が低下している人に向いた治療法とされています。

4)マイルド刺激法

・Clomid単独(内服のみによる刺激)
・Clomid+hMG(内服に注射を追加した刺激)
 刺激がマイルドなため身体への負担は軽いが、採卵数が少ない傾向にあります。
・アロマターゼ阻害剤(レトロゾール)
 clomidの代わりにフェマーラという排卵刺激剤を5日間服用します。

5)自然周期

排卵刺激剤を使用しない方法です。
身体的負担は少ないのですが、採卵をキャンセルすることがあります。


以上、1) 〜 5)までいろいろな刺激法がありますが、どの方法を選択するかは患者様の年齢や卵巣機能、過去の刺激法などを参考にして、その患者様に最も適していると思われる方法を選びます。

採卵法

さて、先に述べた排卵刺激法でつくられた卵胞(卵巣の中の卵が入った袋)から卵を採る作業です。
具体的には腟内の超音波を見ながら卵巣の中にできた卵胞に細い針を刺し吸引します。
これを採卵といいます。
卵胞内の卵胞液と一緒に卵が吸引されます。


採卵は通常10分くらいで終了し、痛みを和らげるための麻酔をします。
媒精

先の採卵にて得られた卵は直ちに培養液に入れ、卵にダメージが加わらないようにします。
そして約6時間後に精子を培養液に滴下し、培養液中で卵と精子が出会えるようにします。
これを媒精といいます。

卵の培養

媒精すると精子は培養液中を泳いで卵に接近し、多数の精子が卵を取り囲むように集まります。
そのうち一匹の精子だけが卵の表面の膜(透明帯)を破り、卵細胞質内に入ります。
そして約18時間すると卵細胞質内に精子が雄性前核という核を形成し、受精したことが確認できます。
この時期を前核期といいます。
受精した卵(胚)は細胞分裂を開始し、通常2日目には4細胞、3日目8細胞、5日目には胚盤胞という状態に到達します。

胚移植
さていよいよ胚に発育した卵を子宮内に戻してあげます。
通常、採卵日を〇日とすると、その3日目の8細胞期あるいは5日目の胚盤胞で子宮内に戻します。
これが胚移植です。
胚移植は細いチューブの先に培養液とともに胚を吸引し、そのチューブを子宮腔内にそっと挿入し、軽くフラッシュすると胚は培養液と一緒に子宮内に入ります。
これに要する時間は5〜10分間くらいで麻酔など必要なく特に苦痛を伴いません。
移植する胚は通常は1個多くても2個です。
特に胚盤胞は1個のみ移植します。


胚移植というとちょっと大げさですが、正確には胚注入といってよいでしょう。
最近は1回に移植する胚の数は1個、多くても2個までとされています。

胚移植後の黄体ホルモンの補充(黄体期補充、ルテアールサポート)

子宮内に移植された胚が子宮内膜に着床しやすいように子宮内膜のコンディションを整えます。
それには黄体ホルモンを注射し、子宮内膜を着床しやすい状態にします。
これがルテアールサポートです。
これは妊娠の有無が確認されるまで、妊娠した場合には胎児の心臓の動き(心拍)が確認されるまで続けます。


基本情報

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〒104-0061
東京都中央区銀座5-6-2
銀座七宝ビル 6F (銀座A1出口すぐ上)
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