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- 不妊症とは
一般的に結婚したカップル100組が避妊をせずに通常の性生活を送ると、1年間に約70組が妊娠します。
そして2年目に残りの20組が妊娠します。
そして残りの10組が2年を経ても妊娠に至りません。
今日では不妊症とは、結婚後、通常の性生活を行っているにも関わらず、1年が経過しても妊娠しない場合を言います。
しかし近年は結婚年齢が高まっていること(晩婚化)もあり、結婚して1年経たなくてももっと早い段階で検査や治療をスタートした方がいいかもしれません。
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- まずは自助努力が必要です。
自然に妊娠が成立するためには排卵日周辺での性交渉は必須です。
不妊治療を開始する前に、あるいは治療しながらでも、このような努力を惜しまないでください。
正確な排卵日がわからないという方も多いのですが、ぴったり排卵日でなくともその周辺期でも妊娠は可能です。
また、最近は自宅でできる排卵診断薬、チェッカーがネット通販を中心に販売されています。
これらを利用するのも賢い方法です。 -
- 次は不妊原因をハッキリさせることです。
不妊治療の基本は、次に何が原因で妊娠に到達できないかをはっきりさせることです。
やみくもに治療しても成功しません。それには原因をはっきりさせるいくつかの検査が必要です。
その結果、はっきりした不妊原因がわかればその原因を治療することになり、理論的には妊娠に成功します。
後に詳しく述べますが、明らかな不妊原因がみられない、原因不明不妊も存在します。原因不明不妊には、それに見合った治療法があります。
原因不明不妊について詳しくはこちら
ですから不妊原因がわからないままいきなり妊娠をめざして体外受精をするのは、大いに疑問といえます。不妊原因の検索→不妊検査による原因探し→不妊原因に対する治療→妊娠
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- あせることなかれ。
最近メディアでよく不妊症のことが取り上げられます。
特に晩婚の人は、一日でも早く妊娠に辿り着かなければというような論調も見受けられます。
しかしあせる必要はありません。
じっくり取り組めば必ず妊娠できると信じて、ゆったりとした気持ちで着実に取り組みましょう。 -
- 夫婦間のコミュニケーションを
- 大事にしましょう。
不妊症のご夫婦は常に不妊検査、治療に関する情報を共有してほしいものです。
やさしい奥様がご主人の精子が不良なケースを伝えないことがあります。
たしかに言いにくいものですが、いずれ解決しなければ先に進めません。
夫婦間で不妊に関する情報を共有しましょう。 - 夫婦間のコミュニケーションを