ブログ / Diary

院長ブログ

学会発表しました。

学会発表しました。

こんにちは。 石川県金沢市で開催された、第68回日本生殖医学会学術集会で、“ARTが必要なPCOS症例の調節卵巣刺激法の工夫”について、この度院長が発表を行いました。

『9月の体外受精セミナー』

9月の体外受精セミナーは9月16日(土)14:00より開催されます。 場所はクリニック内の「Laude」です。 当院に受診していない方でもご参加が可能です。 あらかじめお電話にてご予約をお願いいたします。

「PCOS(多のう胞性卵巣症候群)の不妊治療で悩んでおられる方へ」

PCOSは排卵がスムーズに起こらないために不妊症になりやすくなります。これにはレトロゾールという薬が使用可能となり劇的に治療が楽になりました。しかし、排卵を起こしてタイミングをとったり人工授精をしても妊娠しないPCOSの方は少なくありません。このような場合は体外受精の出番です。 当院ではこのようなPCOS+体外受精の方を最近多く治療しています。その結果、移植あたりの妊娠率は70%を超え、2回目移植を含めるとほぼ全員が妊娠に成功し...

『生理不順の人は多のう胞性卵巣症候群(PCOS)を疑いましょう』

初経(潮)がはじまってから、生理不順(月経が遅れ気味、次の月経がいつくるのかわからない、3ヶ月以上月経がないなど)の方でその原因がPCOSであることが少なくありません。 (PCOSの詳細はホームページ中の排卵障害の項を参照してください。) PCOSにはレトロゾールという薬が効果的で、保険で処方出来るようになりました。

子宮卵管造影検査についてのQ&A【第二弾】

こんにちは。 子宮卵管造影検査についてのQ&Aの第二弾になります。 Q. 子宮卵管造影検査の後は妊娠しやすくなるというのは本当か? A. 今までタイミング法で妊娠しなかった方が、卵管造影検査後のその周期にタイミングをもって妊娠する事は時々あります。 他に大きな不妊原因が無い場合、造影剤で卵管が拡張されて妊娠に結び付くと思われます。 Q. その効果はどのくらい続くか? A. 正確なデータはありませんが、2~3周期...

子宮卵管造影検査についてのQ&A【第一弾】

こんにちは。 子宮卵管造影検査について、患者さんから多く頂く質問をまとめてお答えいたします。 今回はその第一弾となります。 Q. 子宮卵管造影検査を行う時期は? A. 月経終了後から排卵する前までの期間です。 Q. 子宮卵管造影検査を受けたい時はどうしたらいいか? A. 子宮卵管造影検査をする前に甲状腺機能の血液検査を行います。 この甲状腺機能の数値によって使用する造影剤を判断します。 子宮卵管造影検査を...

2023年1月~4月までの体外受精の妊娠率をお知らせします。

こんにちは。 2023年1月~4月までの4ヶ月間の当院のARTの妊娠率をお知らせします。 2023年1月~4月末までの妊娠率(胚移植あたり・全年齢が対象)は61.1%でした。 流産率も低く13.6%という結果でした。 2022年の1年間の妊娠率(胚移植あたりの割合・40歳未満が対象)が51.4%でしたので、昨年を上回る好成績でした。 今年も引き続き頑張ります。

多のう胞性卵巣(PCOS)シリーズ【第三弾】

こんにちは。 多のう胞性卵巣(PCOS)シリーズ第三弾となります。 本日は『PCOSの治療』についてお話します。 PCOSの治療 ①排卵誘発(レトロゾール) レトロゾール錠という排卵誘発剤を5日間服用し、排卵を誘起し妊娠に結び付けます。 本剤は特に副作用もなく、効果的に排卵が起こせるのでPCOSの治療の第一選択です。 保険適応の薬剤です。 ②腹腔鏡下卵巣多孔術(LOD) PCOSの卵巣はその表面が厚く硬いので、卵胞が破れにくく...