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「子宮内膜菲薄(うすい)症に対する血小板サイトカイン療法」をはじめます

体外受精で凍結保存した胚盤胞を移植する場合、子宮内膜が充分厚くならない子宮内膜菲薄の人が時にいます。その状況で胚移植しても着床が期待できません。このような人に対して極く最近、血小板サイトカイン療法とういう方法が開発されました。これは患者さんの採血を行ない、その血液から血小板だけをとり出します。血小板にはいろいろな成長因子(GF)が含まれていますが、その成長因子をとり出し胚移植の少し前に子宮腔内に注入してあげます。するとその成長因子の力で内膜が厚くなったり、厚くならなくても着床環境が向上することが期待できます。
詳細については来院時に御話下さい。