ブログ / Diary

当院における一卵性双胎の発生頻度

久しぶりのBlogです。当院ではここ数カ月、一卵性twinが続いたということから、一度当院のデータをまとめて院内勉強会で報告しました。結果的には全国の集計結果による一卵性twinの発生頻度1.36%と比較して、当院の発生頻度(1.10%)が高いということはありませんでした。
ただ、将来的にもう少し症例が増えた時点で調査してみたいこともあります。それはpiezo ICSIによって出来るpin-holeからの胚の脱出の影響です。前職場で経験があるのですが、pin holeから脱出中の胚盤胞をガラスピペットで移動させているときに簡単に二つに分離してしまったことがありました。そのような胚にAHAを施行することにも問題があるかもしれません。さらにデータが蓄積したのちに改めて、データをまとめてみたいと思います。