ブログ / Diary

看護部より ~冬の脱水予防~

こんにちは。 12月に入り、急に寒さが厳しくなってきました。 太陽の出ている時間も短く、自律神経も乱れやすい時期になっていますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか? 冬というと冷え対策に注目されがちですが、知らず知らずのうちに脱水になっていることも多いです。 頭がぼーっとするなぁ なんだかくらくらする マスクもつけていますし、暖房がよくきいているお部屋だとそんな症状を感じられる方もたくさんいらっしゃるのではないでしょ...

体外受精法での受精障害についての医師、培養士間の認識の違い

初めて体外受精(cIVF)を経験される患者様の場合、同じパートナーとの間で自然妊娠や人工受精での妊娠歴があれば、ある程度受精卵が得られるだろうと予測できますが、妊娠歴がない方の初めてのトライアルの時にはどうしても不安な気持ちになります。当然、多くの卵子(当院の規定では8個以上)が得られた場合には、体外受精と顕微授精の両方の媒精方法を行うSplit ICSIを施行しますが、採卵数が少なく、体外受精のみを行うことになった場合には患者様...

自己注射の説明動画が完成しました!

こんにちは。 先日よりブログ上でもお知らせしていた、自己注射の説明動画。 この度、無事に完成しました! これから自己注射を初めて行う方には、まず動画を見ていただくご案内をします。 どのように行うのか具体的なイメージをもって、看護師と対面の練習に臨んでいただけたらと思います。 ご自宅でも見られるので、確実・安全な自己注射の実施のためにも、復習用としても是非ご活用ください。 すでに自己注射を実施している方も、...

コロナに負けないで

人通りの少なかった銀座の街が少しづつ賑わいを取り戻し始めています。涼しくなり、銀座の街中には秋らしい装いが目立つようになりました。去年と違うのは皆さんマスクをつけている事でしょうか。街中、電車の中でマスク姿が当然に感じるという事は"新しい日常"が日常になってきたのでしょうか。 楠原ウィメンズクリニックではこれまでと同様に来院時のマスクの着用・アルコール消毒と検温のご協力を皆様にお願いしています。 スタッフも検温・手...

子宮内膜が菲薄な人への血小板由来因子濃縮物注入により内膜を厚くさせ胚移植を行なう新たな方法

ART成功のカギは移植する胚のグレード(良い胚か、悪い胚か)はもちろんですが、もう一つ着床の場である子宮内膜(EM)の受け入れ状態(receptivity)が重要です。 内膜の状態を最も簡単にモニターする方法の一つが超音波で内膜の厚さを計測する方法です。通常EM厚が7mm以上あればOKとされますが、自然周期ではもちろん、外部からEMを厚くする卵胞ホルモンを補充しても厚くならない人が時にみられます。そのようなEM菲薄な場合、最近、血液中の細胞...

基礎体温測定について

こんにちは! 寒さも深まり秋本番を迎えましたね。気候の変化で体調崩されていませんでしょうか。 爽やかな風が運ぶ秋の匂いを感じながら愛犬2匹とのお散歩が私の最近の日課になっています。皆さま、いかがお過ごしですか?! さて今回は、基礎体温についてのお話しです。 最近、アプリを上手に利用され以前に比べ基礎体温を測っている方が多くなりました。とても便利になりましたね! そこで改めてになりますが、基礎体温の基礎知識と正しい...

当院における一卵性双胎の発生頻度

当院における一卵性双胎の発生頻度

久しぶりのBlogです。当院ではここ数カ月、一卵性twinが続いたということから、一度当院のデータをまとめて院内勉強会で報告しました。結果的には全国の集計結果による一卵性twinの発生頻度1.36%と比較して、当院の発生頻度(1.10%)が高いということはありませんでした。 ただ、将来的にもう少し症例が増えた時点で調査してみたいこともあります。それはpiezo ICSIによって出来るpin-holeからの胚の脱出の影響です。前職場で経験があるのですが、pin...

夏の近況報告~看護部より

夏の近況報告~看護部より

こんにちは。 やっと梅雨が明けたかと思えば厳しい暑さが続いています。 マスクを着けていると何割か増して暑さが辛い毎日ですね。 新型コロナウイルス感染症だけではなく、熱中症や夏バテも猛威を奮っていますが、いかがお過ごしでしょうか? 当院を含め、屋内はエアコンで涼しくなっています。汗をかいていると一気に冷えてしまいますので一枚羽織る衣類があると身体も気温差に対応しやすいかなと思います。 ただ、冷えを気にしすぎてしまう...

胚盤胞によく似た細胞塊

胚盤胞によく似た細胞塊

当院でのARTの基本方針は"Freeze all"で一部、分割期(Day 3)凍結、残りはDay 5-6凍結保存としている。凍結融解胚盤胞移植の周期では当院以外でもassisted hatchingを施行することが多いように思える。胚移植を行った後、培養士は移植用カテーテル内部や周囲、また外筒を使用した場合にはその内部まで、胚が残存していないかどうかの確認を行う。その確認の際にカテーテル内や外筒の内部から収縮した脱出胚盤胞によく似た細胞塊が見つかることがある...

クリニック・看護部の近況報告です!

クリニック・看護部の近況報告です!

こんにちは。 関東は間もなく梅雨明けになると言われてはいますが、連日じめじめとした気候が続く中、皆さまいかがお過ごしでしょうか? 早いもので、2020年も下半期に入りました。 世の中まだ不安定で先行きが見えず、手探りな日々をお過ごしの方も少なくないと思います。 先月看護師糸川が綴った、自律神経を整える方法。こういう時にこそ、今できることに取り組んでみてくださいね。 本日はクリニック・看護部の近況をお伝えします! ...