夏のだるさ 皆様、こんにちは。 オリンピックもアッという間に過ぎ夏も折り返しですね。 蒸し暑く不安定な天候が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。 今年は、例年より寝苦しくエアコンを付けずに寝られなくなってしまい、頭痛と怠さに悩まされています。まさに『冷房病』です。初めて聞かれご存じでない方、「私も同じ!!」と思われた方もいらっしゃいますね!! 「冷房病」とは、自立神経が乱れ汗をかくことで行っている体温調節できなくなり体...
『子宮鏡をした周期での凍結胚移植はよく妊娠する』 当院では良好胚盤胞を1回移植して妊娠しなかった場合、子宮鏡を行なって子宮内膜ポリープの有無や慢性子宮内膜炎のチェックをしております。 これらの異常がない場合は自然周期で胚移植を行なっています。 子宮鏡で子宮腔内を洗浄することが何らかの作用をしているのかよく妊娠します。 まだ詳細は解析はしておりませんが結果が出たらまたご報告します。
最近よく行なう調節卵巣刺激法PP-OSについて ARTのための卵巣刺激法(COS)は色々あります。 その中で卵巣機能が比較的良好な方にはantagonist法がよく使われます。 また今日では標準的な方法になっています。 これは、刺激の途中で勝手に排卵しないようにブレーキ役のantagonist(商品名 ガニレスト)を注射します。 PP-OS法とはこのantagonistの替わりに合成黄体ホルモン(商品名 デュファストン)を内服し勝手な排卵を予防します。 この方法の利点は①安価 ②注射ではなく内服薬 ...
『不妊症の原因となる子宮内膜症の予防、治療』について 近年、子宮内膜症(EM)は増加しています。 比較的若い年齢(20歳前半)からの発生も稀ではありません。 EMが一旦発生するとこれを完全になくすことは困難ですが、それ以上に進ませないことは可能です。 逆に放置するとEMは進行し、将来、不妊症の原因になります。 まず、強い生理痛や生理以外の腹痛、性交痛を自覚したら受診しましょう。 早めの治療(ピルの服用やジェノゲスト)はEMの成長にブレーキをかけ、将来の不妊症の予防につなが...
『女性アスリートとスポーツ障害(月経異常)』 いよいよ東京オリンピックが始まりそうですね。 ゛女性アスリートの三主微゛というものを聞いたことがありますか? 健康を増進させるためのスポーツですが運動量が過度になりやすいトップアスリートには ①月経異常(月経がない、たまにしか月経がないなどの生理不順) ②体重コントロールのため、強い食事制限を行ないエネルギー不足に陥りがち ③疲労骨折のリスクが上昇する。 これは過度の運動や体重制限により卵巣機能が低下あるいは停止...
『体外受精のための新しい卵巣刺激法』を始めました 当院では従来、たくさんの卵を獲得するために主にantagonist法で卵巣刺激を行なってきました。 最近新しい刺激法としてPP-OS(progesterone primed-ovarian stimulation)を始めました。 本法はantagonist法と同等の妊娠成績が上げられると言われますが刺激に要するコストが安価なのが魅力です。
2021/07/02 生殖補助医療胚培養士試験合格のお祝い会 久しぶりのブログアップになります。今年の胚培養士認定試験に当院から一人受験し、見事合格し、学会認定の有資格者がまた一人増えました。あまり人前で努力している姿を見せない性格ですが、毎日コツコツと勉強を続けた結果が実ったようです。 このコロナ禍の中、院内でお祝いの会食を企画していただき、看護師さん方や受付さんたちとも和気あいあいとしたコミュニケーションの機会にもなりました。銀座の中心にありながらこのアットホームな雰囲...
今後のこと是非、ご相談下さい こんにちは!久しぶりの投稿になります。長引くコロナ禍、皆様いかがお過ごしですか?梅雨の空模様、気候も気分もどんより~夏が待ち遠しい今日この頃です。さてクリニックでは、5月から電子カルテの新システムが導入がされ2ヶ月が経ちました。開始にあたり待ち時間や受付QRコード登録など、ご迷惑とご不便をお掛けし大変申し訳ございませんでした。皆様のご協力とご理解のお陰で、今日に至ることができましたこと感謝いたします。有難うございま...
2021/06/30 妊娠中あるいは妊娠前の新型コロナワクチンの接種について 2021年6月17日、日本産婦人科学会より妊娠中のワクチン接種についての見解が発表されました。 これを要約しますとワクチン接種を希望する妊婦さんはワクチン接種をすることができます。 これから妊娠を希望する方も同様です。
見逃されやすい子宮内膜症 皆さんお元気ですか? 最近、生理痛や性交痛を訴えて来院する患者さんが増えています。皆さん、既に他院で受診していて特に問題はないと言われた方です。しかし診察してみると内膜症がある方が殆どです。 それも診断しにくい骨盤子宮内膜症の方々です。 次のような症状があったら内膜症を疑いましょう。 ①昔と比較して年々月経痛が強くなっている ②月経前にも腹痛がある ③時に性交痛(膣の奥)がある ④不妊症 このような症状に心当たりのあ...